| ■ ID | 189 |
| ■ 種類 | 学会発表 |
| ■ タイトル | T-RFLP法を用いたカラマツ林における地下部外生菌根菌集団構造の解析 |
| ■ 著者 | 周志華
東京大学アジア生物資源環境研究センター 三輪誠 埼玉県環境科学国際センター 宝月岱造 東京大学アジア生物資源環境研究センター |
| ■ 出版元 | |
| ■ 出版年 | 2001 |
| ■ 誌名・巻・号・年 | 日本林学会、2001年4月4日 |
| ■ 抄録・要旨 | 本研究では、Terminal RFLP（T-RFLP）法を導入することによりITS多型解析法の精度を高め、カラマツ林に発生したハナイグチ子実体直下の地下部外生菌根菌群集の構造を明らかにした。
ハナイグチ子実体直下の地下部外生菌根菌群集では、ハナイグチ以外にも多数の外生菌根菌種が重なって分布していた。このことから、地下部では、外生菌根菌同士による生存空間の争奪競争が生じている可能性がある。一方、当年に発生したハナイグチ子実体直下では、様々な菌種の外生菌根菌が多数存在したが、前年にハナイグチ子実体が発生し、当年には発生しなかった地点の地下部では、ハナイグチは検出されず、他の外生菌根菌も少なかった。これらのことから、ハナイグチ子実体が発生した地下部では、ハナイグチを含めた外生菌根菌の共生機能が活発であるが、子実体が消滅した地点では、ハナイグチを含めた外生菌根菌全体の活性が低下していることが示唆された |
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